MacBook Proで 4K@60Hz 外部出力するのに悪戦苦闘した話
結論
Macでは、4K@60Hzの表示には、DisplayPortが必須。
経緯
会社支給のMacBook Pro 13-inch, 2019を使っています。
この春からコロナ対策で自宅勤務になったので、これを機に 21.5型フルHDモニタから 28型4Kモニタに買い換えました。
買ったのはこれ。
最初の配線
意気揚々とMBPとつないでみます。最初の配線がこれ。
まず、MacBook ProからAnkerのUSB-Cハブを伸ばします。
このハブにHDMI出力があるのでそこからさらにBuffaloのHDMIスイッチャーへHDMIで繋ぐ。
HDMIスイッチャーを挟むのは、このスイッチャーはリモコンで切り替えができ、便利だからです。
ここからさらにHDMIでモニターへつなぎます。
HDMIスイッチャーはこれです。
しかし、どうもマウスカーソルの動きが鈍い。
間にいろいろ挟んでるせいかとも思い、HDMIスイッチャーを取り除いてハブから直接モニターにHDMIを伸ばすも変わらず。
いろいろ調べてみると、モニター側のメニューに「HDMI-1 2160p 30Hz」の表示が。
リフレッシュレート(30Hz)の問題だろうと考えます。
事実、HDMIスイッチャーにつないでいるWindowsからの入力は、60Hzと表示され、マウスカーソルの動きもスムーズです。
HDMI 2.0
いろいろ調べたところ、HDMIにもバージョンがあり、60Hzで出力できるのは HDMI 2.0 が必要とのこと。
モニター側は2.0に対応しているので、原因はケーブルだろうと考え、HDMI 2.0対応ケーブルを購入します。
こういう配線になります。
しかし、モニターの表示は引き続き30Hz...(スイッチャーを省略する配線も試したものの変わらず)
4K/60Hz対応アダプターの購入
「じゃあUSBハブのせいじゃないか?」と思い至り、USBハブのAmazonページやメーカーページを調べても「4K対応」とはあっても「60Hz」とは書いていない…。
三度目の正直だ…!と思い、4K/60Hz対応と明記されている以下のアダプターを購入。
この製品を使っての配線はこちら。
30Hz...!
いろいろ試してみました。
- USBハブを外す
- アダプターのThunderboltの差し込み口を変える
- HDMIスイッチャーを外す
- モニタ側の入力口を変える
- Macの疑似解像度(2560*1440)をやめてドットバイドット(1920*1080や3840*2160)に変更
しかし効果なし…
DisplayPort 1.2
「えーー?! なんでー!?」
とGoogleをさまよっていると以下のサイトに行きつきました。
まじかよ…!
そこで購入した商品がこちら。
配線。
頼む…
きたー!!
さすが60Hz!マウスカーソルの動きもスムーズ!!
というわけでMBPから4K/60Hzで出力したければDisplayPort 1.2対応のケーブルを使ってください!!
なお、DisplayPortにもバージョンがあって、1.2より前だと60Hzでは出力できないようです。